お正月空けに豊洲市場で開催されるイベント「マグロの初競り」
一匹のマグロに「億」の値段がつく初競りは、毎年新聞の一面に掲載される風物詩となっています。
本記事では過去の「マグロの初競り」を振り返り、歴代最高額や異常価格の理由を説明します。
【2021年最新】マグロ初競り歴代最高額がヤバい!なぜ高い?異常価格の理由
お正月空けに豊洲市場で開催されるイベント「マグロの初競り」
一匹のマグロに「億」の値段がつく初競りは、毎年新聞の一面に掲載される風物詩となっています。
歴代最高額はいくらなのか、またなぜこんなにも高額落札されるのかを調査しました。
マグロ初競り歴代最高額は○○億!
まず過去の落札価格を確認していきましょう。
年 | 落札価格 | マグロ重量 | 落札者 |
2021年 | 2084万円 | 208.4kg | 仲卸「山幸(やまゆき) |
2020年 | 1億9320万円 | 276kg | 喜代村(すしざんまい) |
2019年 | 3億3360万円 | 278kg | 喜代村(すしざんまい) |
2018年 | 3645万円 | 405kg | 鮨おのでら |
2017年 | 7420万円 | 212kg | 喜代村(すしざんまい) |
2016年 | 1400万円 | 200kg | 喜代村(すしざんまい) |
2015年 | 435万円 | 180kg | 喜代村(すしざんまい) |
2014年 | 736万円 | 230kg | 喜代村(すしざんまい) |
2013年 | 1億5540万円 | 222kg | 喜代村(すしざんまい) |
2012年 | 5649万円 | 269kg | 喜代村(すしざんまい) |
2011年 | 3249万円 | 342kg | リッキー・チェン/久兵衛 |
2010年 | 1628万円 | 276kg | リッキー・チェン/久兵衛 |
2021年1月時点で、マグロの歴代最高額は2019年の3億3360万円となります。
意外なのは「億」の価格がついた年が過去10年間で3回しかないことではないでしょうか?
2013年 「1億5540万円」
2019年 「3億3360万円」
2020年 「1億9320万円」
2015年の初競りでは、451万円という値がついていますが、億超えの価格を比べると、とても安く感じてしまいますね。
億超えの価格がつくマグロの初競りのニュースが大々的に取り上げられ、
「マグロの初競り=億超えの値がつく」
というイメージがついてしまったのかもしれません。
マグロ初競りはなぜ高い?異常価格の理由
しかしなぜ、こんなにも高額な価格がつくのでしょうか?
初競りとは、「その年に初めて行われる、市場での競り」のこと。
年始めに行われることから、景気づけや商売繁盛を願う縁起物といった意味合いもあり、落札価格が高騰する傾向があります。
これを「ご祝儀相場」と言われています。
しかし億超えともなると、「ご祝儀」という言葉では片付けられないほどの高値となっている気がします。
「すしざんまい」が広告効果を狙って高額落札
すしチェーン「すしざんまい」を運営する、株式会社喜代村がマグロの初競りに参入したのは2012年のことでした。
「すしざんまい」というと、「マグロを高く競り落とす寿司屋」としてご存知の方も多いのではないでしょうか?
ここで先ほどの表をもう一度確認してみます。
年 | 落札価格 | マグロ重量 | 落札者 |
2021年 | 2084万円 | 208.4kg | 仲卸「山幸(やまゆき) |
2020年 | 1億9320万円 | 276kg | 喜代村(すしざんまい) |
2019年 | 3億3360万円 | 278kg | 喜代村(すしざんまい) |
2018年 | 3645万円 | 405kg | 鮨おのでら |
2017年 | 7420万円 | 212kg | 喜代村(すしざんまい) |
2016年 | 1400万円 | 200kg | 喜代村(すしざんまい) |
2015年 | 435万円 | 180kg | 喜代村(すしざんまい) |
2014年 | 736万円 | 230kg | 喜代村(すしざんまい) |
2013年 | 1億5540万円 | 222kg | 喜代村(すしざんまい) |
2012年 | 5649万円 | 269kg | 喜代村(すしざんまい) |
2011年 | 3249万円 | 342kg | リッキー・チェン/久兵衛 |
2010年 | 1628万円 | 276kg | リッキー・チェン/久兵衛 |
2012年に喜代村がマグロの初競りに参入して以来、2018年を除き全て競り落としています。
するとどうなるかと言うと、必然的に「すしざんまい」の名前が全国的に知れ渡ることになります。
お正月のニュースに毎年流れるわけですから、宣伝効果は絶大ですよね。
マグロ初競りの高額落札は、縁起物だからという理由だけでなく、広告効果を狙ったものでもあるのですね。
初競りで異常価格になるのはマグロの他にも
そもそも「初競り」とは、
「その年に初めて行われる、市場での競り」
のことをいい、マグロに限らず野菜や果物でも行われます。
有名どころでいうと、北海道の「夕張メロン」ですね。
2019年、札幌市中央卸売市場で行われた初競りでは、2玉「500万円」で落札されました。
果物が高額で落札された例はほかにもあります。
- みかん1箱 250万円
- ぶどう 130万円
- さくらんぼ(佐藤錦) 80万円
ご祝儀相場と言われるだけあって高額ですね…!
まとめ
本記事では過去の「マグロの初競り」を振り返り、歴代最高額や異常価格の理由をご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。



