2020年7月18日、俳優の三浦春馬さんが逝去されました。
SNSでは、三浦春馬さんの当時のスケジュールが明らかにされており、その過密なスケジュールに「仕事入れすぎ」「働きすぎ」などと問題視する声が上がっています。
その過密スケジュールとはどのようなものだったのでしょうか?詳しく見ていきます。
【三浦春馬】仕事入れすぎの過密スケジュールがヤバい!働きすぎとの声も
SNSでは、三浦春馬さんの当時のスケジュールが明らかにされており、その過密なスケジュールに「仕事入れすぎ」「働きすぎ」などと問題視する声が上がっています。
こちらが2016年から2020年の三浦春馬さんのスケジュールをまとめたものです。
※投稿主さんが推測しまとめたもので、撮影時期などは必ずしも正確ではありません。
沢山のいいねとrtありがとうございます。何度か更新しておりますので、最新のものを繋げておきます。#三浦春馬 #過密スケジュール #過労 pic.twitter.com/UfwNpwGunx
— nao_S (@NSiozak) August 16, 2020
舞台や映画、ドラマなどにひっぱりだこだったことが分かります。
これを見ると、2017年秋冬に放送されたドラマ「オトナ高校」から働き詰めだったようです。
また、舞台、映画、ドラマと一言に言っても、その仕事は多岐にわたります。
稽古・ダンス・役作り・台本覚え・ロケ・レッスン など
かなり多忙だったことが考えられます。
三浦春馬さんは、仕事入れすぎだったと思う。何も考えず、何もしないで、ぼーってする時も必要です。生身の人間は、そんなに強くない。
— ツイ太郎_アラフォー、人生とは何なんだろう (@_wiy_7_) July 22, 2020
三浦春馬の自殺の件本人が耐えれなくなったからしたことなんだから別にいいと思う。けど、事務所の対応とか周りの人って何見てたんだろう。少なからずSOS出てたはずじゃん?絶対あれ?なんかおかしいな?ってのあったはずだし。あと絶対仕事入れすぎだったって。そりゃメンタル死ぬわ。
— おこた (@omibufumi) July 22, 2020
彼には休みがどれくらいあったのだろうか?
あれだけ先のスケジュールが決まっていて、いつ休みがあるのだろうって思った。
人気俳優はみんなそんな感じなのか?#三浦春馬— いちご (@0125_mymelo) August 16, 2020
【三浦春馬】仕事から逃げ出したいと思った過去も
過去、三浦春馬さんはあまりの忙しさに「逃げ出したい」と思っていた時期があったことを告白されています。
2012年に放送されていたバラエティー・トーク番組『ホンネ日和』では、このように話されていました。
あまりの忙しさに「自分の許容範囲を超えてしまった」と明かし、ドラマの撮影が休憩に入った際に「役者をやめて俺は農業の道に行こう」と携帯で「農業学校」の検索を始めたという。
当時は「とにかく今の状態から逃げ出したい、故郷(茨城)へ戻りたい」と思っていた。だが、このときは母親に説得されて思いとどまった。
「自分の許容範囲を超えてしまった」
「とにかく今の状態から逃げ出したい」
三浦春馬さんが精神的に追い詰められていたことが分かります。
また、三浦春馬さんは2018年にイギリス留学をされているのですが、留学中このような出来事があったんだそう。
ある日、ダニエル氏がフラットに帰ると、三浦さんがひとりスツールに腰掛けて泣いていたという。 〈私は驚いて、ハルに「一体どうしたんだ! 何が起こったんだい?」と尋ねたところ、彼は突然、私の手を握り締めて「日本の所属事務所は僕に向かって、ロンドンなんかで時間を浪費するな。直ちに帰国して仕事現場に戻ってくれと言うんだ……」。
「ロンドンなんかで時間を浪費するな。直ちに帰国して仕事現場に戻ってくれ」
このようにしてイギリスから呼び戻されたんだそう。
三浦春馬さんは当初長期の留学を希望していましたが、結局時間がとれず、2ヶ月ほどの短期留学になってしまいました。
仕事やスケジュールに関して、三浦春馬さん本人の意思は尊重されていなかったのでしょうか?
小栗旬が芸能界の過重労働に疑問の声をあげていた
通常、労働者は法律で労働環境などが守られているものです。
「労働基準法」というものですね。
労働者の労働時間・賃金・休日などの労働条件について最低限の基準を定めている法律
雇用主はこの法律を守らなければなりません。
しかし多くの場合、俳優は「労働者」ではなく「個人事業主」。
それを逆手に取り、雇用していないのだから義務はないと、労働環境や労働災害などを整備していないケースがあるようなのです。
小栗旬さんは過去、そんな芸能界の労働環境に疑問の声をあげ、労働組合の必要性を公言されていました。
小栗は以前から俳優による労働組合の必要性を公言していた。例えば、雑誌「クイック・ジャパン」2014年8月号では、鈴木亮平との対談記事の中で、司会者から労働組合について尋ねられ、こう語っている。《ぼちぼち本格的にやるべきだなと思ってます》
そしてこのようにもコメントされています。
ただ、一方で既存の芸能界のシステムに変えることの難しさも小栗は同雑誌内で語っている。《やっぱり組織ってとてつもなくでかいから、『自分は誰かに殺されるかもしれない』くらいの覚悟で戦わないと、日本の芸能界を変えるのは相当難しいっすね》
「自分は誰かに殺されるかもしれない」くらいの覚悟で戦わないと、日本の芸能界を変えるのは相当難しいっすね
芸能界の労働問題を解決するのは、相当な覚悟が必要だということが分かります。
そして、この芸能界の過酷な労働環境が三浦春馬さんを苦しめていたのかもしれません。
まとめ
今回の記事では、三浦春馬さんの仕事入れすぎの過密スケジュールと過重労働の疑惑について調査しました。